書籍・雑誌

井上荒野の小説を #井上荒野

理由はまた今度書くけど、直木賞作家の井上荒野(いのうえあれの)先生の作品を四冊ほど読んだ。

「不格好な朝の馬」…教師が女子中学生とセックス。それだけで読みたくなくなる。そういうの「不格好」と言いつつ「格好良く」描いてる矛盾がある。若い愛人に夢中の旦那のいざこざ。各々が「不格好」って意味は分かるが、自業自得程度の話だ。

「誰よりも美しい妻」…また夫の浮気話。妻は気がつかないフリ。若い愛人達と何回も情事を重ねる。昔の愛人とも付き合ってる無頓着さ。美しい妻というのが何か白々しい。最後は夫の事故騒ぎ。息子の恋愛が一層気持ち悪い。

「リストランテアモーレ」…イケメンシェフ大活躍、性的な意味で。女と寝まくる。おとなしい女の子とも即セックス。嫌いな親父そっくり。一方で姉は意外と奥手。最後は姉もやる時はやるところを見せてくれる。姉さん、可愛い。この人の小説では珍しいタイプじゃないの?井上先生の作風は純情とは無縁だもんな。

「切羽へ」…いつセックスするんだろうと思ってた。ああ、そうか。井上先生の場合は男はし放題だけど妻は割と貞節を守るんだ。結局しないんかい(笑)九州弁が殆どで親しみ湧く。石和って男は一体なんだったんだ。いかにも女が好きそうな少女漫画に出そうなタイプの寡黙なイケメン。直木賞受賞作だけあって、流石に秀逸すぎる一作。ところが本屋にゃ売ってない。電子書籍にて購入。

なるほど。大人のための恋愛小説は男が浮気する事で発生するらしい。山田太一先生の脚本も確かに夫が浮気する事で物語が生まれている。子供の恋愛小説は相思相愛になるまで、大人の恋愛小説はその後……それは分かってはいるつもりだけどさ。揶揄するような事を書いたが、どの小説も丁寧に恋愛の機微が描かれている。多分、恋愛達人の女性には「わかる」のかもしれん。セックスなんて誰でも気軽にするでしょ、今の時代は子供でも。寝ることよりも心が大切なのよ……。

多分、オッサンが美少女描くのを気持ち悪いと思われると同様に女性が男のセックスを描くと違和感あるっていう事なのかもしれん。14歳の女子中学生とセックスするオッサンは、「子供とのセックス最高〜♪」そんなに冷静な感じじゃないだろうし、若い娘に手を出しまくるオッサンだって「やっぱ若い女の締まりは最高〜♪」みたいな下品な感情だと思うんだよね。イケメンシェフが「今回はアナルで攻めた」とか書けば納得するわけよ。上品すぎるんだよね、仕方ないけど。一方で女性も乱れない。「切羽へ」のセイだって石和への感情を露にしない。誰も乱れないままに淡々とセックスする。エロ小説じゃないから当然だ、とも言えない気がする。読み慣れない疲れた。井上先生が悪いんじゃないわ。

| | トラックバック (0)
|

「慰安婦」問題とは何だったのか・大沼保昭著 #慰安婦

こういう問題に触れるのは怖いけど、アジア女性基金の理事だった大沼氏の著書を読んでみた。「慰安婦」問題とは何だったのか、だ。氏の経験を整理してまとめてある。問題の表面化、基金設立、対応、結果、反省、未来……と分かりやすく書かれていた。是非、ご一読あれ。非常にデリケートな問題である。小さい頃は戦争というのは、もっと禁欲的で清潔なものだと私は思っていた。いやいや。確かに戦闘中のどさくさに紛れて虐殺・強姦はあるにしても軍が施設として慰安所を作るなんて想像もしてなかった。大沼氏は正義を振りかざして実現不可能な事を訴え続けるのは元「慰安婦」達の為にもならないだろうと綴っている。そしてアジア女性基金は「民間」であるから国家補償よりも価値を低く見られる事を残念に感じていた。この本は2007年のもの。

で、ご存知のように2015年12月に不可逆な慰安婦問題日韓合意に基づいて国家補償として10億円を支払った。……あれ?これで終ったんじゃ。基金ではない国家補償なのに。この大沼氏の著書にも詳細が書かれているが、アジア女性基金からの償い金を送った時に総理からの詫び状も既に届けているはず。「謝罪・補償」ともに完了したはず。なのに韓国は約束を違えて慰安婦像も増設。うーん。

従軍慰安婦など存在してなかったという意見も相変わらず耳にする。当時の日本軍は一体、何をしたのか証明できるものは何もないというのか。広告?メモ?写真?あったにしても、なかったにしても大沼氏の本を読めば、これほど戦時中の事に対して丁寧に対応した国は他にないと分かる。そして、氏の言うとおり「正義だから勝つと思うのは幻想」、そのことを韓国が理解できる日まで問題は続いてしまうのだろう。

朝鮮と日本。日本はアメリカに無理矢理開国させられたが、そのあと日本が朝鮮を開国させた。もし順番が逆になったら我々の立場は逆になったのかもしれない。傷つけた人達を救済したいが、居丈高に糾弾されるのも辛い。何とか解決できないものだろうか。日本人として果たすべき責任について考えさせられた。

| | トラックバック (0)
|

橋本治、許すまじ

Photo_4 東京新聞2017/4/28記事に橋本治とかいう奴が「バカが増えたら人類滅びる。だからオタクやフリーターが増えた」とか、とんでもない発言をしたと書いてあって激怒。他人をバカ呼ばわりするのは気持ちいいだろう。自分だけ特別に頭がいい感じがするからな。だが、「バカと言う奴がバカ」っていうのは昔から決まっている。オタクやフリーターというだけで「バカ」と決めつける人間としてのレベルの低さは何だ。そもそも「バカ」という定義は何だ。アニメを見る事か?正社員じゃない事か?こういう奴のインタビューを載せるジブリもジブリだ。

確かに傍から見れば、いい歳してアニメ見たりブラブラしている奴はバカに見えてくるだろう。しかし、それは人間の本質ではない。ましてや、バカになったら右傾化に流されるとかも有り得ない。枝葉末節ではないか。断じて肯んじる事はできない。

| | トラックバック (0)
|

蒼冥のユーラットを読む(ネタバレあり)

艦船美少女化ゲーム「艦これ」の駆逐艦少女・陽炎を主人公にしたライトノベル「陽炎、抜錨します!」の作者である築地俊彦氏とイラストNOCO氏のコンビで書かれたオリジナル小説「蒼冥のユーラット」。「陽炎、抜錨します!」が気に入ったので、オリジナル小説も買ってみた。築地氏は多数の著作のあるベテランで安定した内容で人気があるらしい。

 
今作は海抜300メートル以上を覆う瘴気流により地球に閉じ込められた人類を襲う竜型ロボットと戦う兵器ユーラット乗りの物語である。雰囲気としては「陽炎」に近いものがあり、主人公の鳴門ミミは陽炎っぽい。希望していない貧弱な民間軍事会社部隊に入って、指導力を発揮し、絶望的な状況から強大な敵を倒す……という展開は「陽炎」を踏襲している。もっとも、それは面白さを損なうものではない。妹の天才パイロット・ユキとの確執や個性豊かなキャラが活躍するのは爽快だ。クライマックスの迫力ある戦闘シーンはテンポいいし、謎の少女スーリアが不思議な力でユーラットを助けるのも意外性があってよかった。ラストに登場する黒幕も不気味なオーラ出していて今後が楽しみだ。
ただし、今回は長く続くシリーズ第一弾らしく中途半端に終わっているのが残念。ここらへんは「陽炎」みたいに一巻ずつ完結させてほしかった。「がんばる女の子」を目指したらしく女性ばっかり出てくるが、私がラノベを少し苦手なせいか不自然に感じる。男性視線がないと女の子が本当に可愛いかどうか分からんでしょ。そこらへん、すぐにイラストに頼るのは何だかなぁ…。NOCO氏のイラストも可愛いけどさ。尺の関係かもしれんが、そんな頑張った感じしないし。無謀に壊れたユーラットで銀竜王に突っ込むのも怖いわ。金ないのにユーラット壊した上に戦果なしっていうのも不安。「陽炎」の時には心配する必要なかった部分がもろに不安要素になってる。
ミミは元気で可愛いし、物語もしっかりしているから、これからの謎解きと主人公の成長を追える人達にお薦めである。

| | トラックバック (0)
|

「海がきこえる」

氷室冴子の小説。アニメージュ連載、ジブリがテレビスペシャルとしてアニメ化。

アニメは観てない。「クララ白書」「アグネス白書」以外は矢張り氷室冴子は無理かもしれない。まぁ、その二作も漫画版あっての話だし。

高知に転校してきた高飛車美少女・里伽子と出会い振り回される純朴な優男の拓。その二人の物語……なんだけど。さすが、氷室冴子。誤字はあっても話は素晴らしい。主役とヒロイン以外の登場人物もきめ細かく魅力的に表現している。また、エピソード一つずつが濃くて、全てに繋がって行く。

「1」は無理して男視線で見たオッパイとか書いてるが、「2」になると消えてしまってる。そのせいか、やけに拓が淡白に見えてしまう。まぁ女子校育ちの氷室冴子が男の子語りの主人公というのは、ちょっと無理だったんじゃないの。「ターン」の解説した人にも「ベスト・オブ・女友達」って評されているぐらいだし。

にしても、
里伽子と拓がほとんど接近しないで終るのよね。特に「2」は大半が拓の先輩である津村知沙がメインになってるし……。「1」で気持ちよく終ってる事もあって「2」は完全に蛇足になってしまってるのが残念。最後まで拓が「都合のいい男」になってしまっているのは納得がいかない。里伽子はツンデレではなく、ツンのみなんだよなぁ。それでも美少女(美人)だから人気あるようだけど。「2」は殆ど女目線になってるし。随分とヒットしたみたいだけど、そんなに好きでもなかった。

拓の服選びに付き合ってくれた染谷涼子ちゃん。この娘は脇役ながら、「クララ白書」に出てくるキャラを彷彿させてくれてよかった。あのテンションの高さは桂木しのぶのようだった。こういうキャラの方が私は好きなので、どうにも初めから「すごい美人」と設定された
里伽子には魅力を全く感じなかったので、何で拓がそこまで入れ込むのか共感できなかった。津村知沙同様に「痛々しいから愛しい」っていうのは流石、氷室冴子の持つ繊細なセンサーは特筆すべきだが。

いずれアニメ観たい気もするけど、
里伽子だけプロの声優じゃないんだよな。ソレ以外がプロの声優というのはジブリでは最後の作品らしい。ジブリが嫌いなのはプロ声優を起用しなくなったと言う事も大きい。氷室冴子、確かにジブリが好きそうな傾向の作家ではあった。

| | トラックバック (0)
|

尾崎紅葉「金色夜叉」を読了

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村熱海へ旅行に行った事をきっかけに全部読もうと決心した「金色夜叉」を青空文庫にて読了した。何にせよ感想文の一つも書いておかないと早々と忘れちゃうからな。「金色夜叉(こんじきやしゃ)は、尾崎紅葉が書いた明治時代の代表的な小説読売新聞1897年明治30年)1月1日 - 1902年明治35年)5月11日まで連載された。」(wikiより)あと未完

えっ?未完?こんなに長いの、ようやく読んだのに未完かよ!R.O.Dの小説かよ…騙したな!っていう感じのショックである。旧仮名遣いなので読みづらかった。あと「彼」は女にも使われる時代だった。むしろ古き良き時代を感じさせてよかった。許嫁だった貫一と宮(みい
)、しかし養父の強い意向により宮は富豪の富山に嫁いじゃう。怒り狂った貫一は学問を捨て高利貸しになり「金色夜叉」へ変貌する。宮は後悔して懺悔するが、貫一は決して許さず。そうするうちに宮は……。で終わる。宮は何か理由があって富山に嫁いだっぽいのだが、それは作者が途中で死亡したため明かされていない。物語は宮の手紙で終わる。この後、弟子が勝手に最終章書いてるらしい(おいおい)。しかも、これ種本(外国文学)があるらしい。って、パクリかよ……。


なんというか女に振られて、ここまで自暴自棄になるっていうのは凄まじい。そこまで愛していたからこそ嫌になっちゃったんだな。オタクがアイドルに冷たくされて秋葉原で無差別殺傷事件起こすようなイメージか(理解できる)。まぁ裏切られるのって辛い。本当に辛い。だから貫一の気持ちは分かる(かも)。宮の存在が彼にとって全ての基本だったから、それを失う事は全てを失うことなんだよね。宮も貫一を愛していたけど、貫一が早々と諦めてしまったので嫌な相手と結婚する羽目に。相思相愛なれど幸せになれなかったカップル。しかも結婚も強制されてはいないところが一層もどかしい。尾崎紅葉先生はどんなラストを予定していたのか……ガラスの仮面(多分未完)のごとく今となっては分からない。

意外に面白かった。読むの大変だったけど。好きなシーンは間貫一の親友、荒尾譲介が宮と再会した折に荒尾が激しく宮を叱責するところ。荒尾が貫一の気持ちを代弁して激高する。ここまで熱く親友の事を心配するなんて感動的である。「間に代わつて貴方を怨むですよ、いんや、怨む、七生まで怨む、きつと怨む!」大事なものを取り上げられた時、人は発狂するしかない。どんなに謝罪しても宮の罪は決して許される事はないのだ。「仕方が無い」で済ませられる事ばかりではない。取り返しのつかないこともある。深い思い入れのない人達は理解できない。この長い物語は感動をもたらすものではないかもしれないが、読了後は貫一にも宮にも同情を禁じ得ない誠に切ない気持ちになれるだろう。

| | トラックバック (0)
|

砂の惑星デューンを読む

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村ホドロフスキー監督が製作を挫折した映画「砂の惑星」の原作。フランク・ハーバート著。巨大な蟲が生息する過酷な砂漠に覆われた惑星アラキス、通称デューン。ここでしか採取できない香料は非常に貴重、それを巡りアトレイデス一族とハルコンネン一族の戦いが始まる。

長年読んでみたいと思いつつ絶版とか色々で読んでなかったが、このほど早川が新訳版を出版してくれるというので待っていた。上中下一気に三冊買いました。さあさあ、アトレイデス一族の一人、若きポールは果たして救世主なのか?それとも。ハルコンネンとの因縁の対決は?という感じで長い割にはストレスなく読めたのは訳がいいってこともあるんだろうなぁ。宇宙船とか出てくるけどSF的な感じは全くしない。どちらかというと中世。様々な作品に影響を与えている。とにかくオリジナリティ溢れる世界観で、恐らくは原点とされるのだろう。超人的なポールが自分の予知能力に苦しんだり、ギリギリのところで戦っていたり、興味深い。砂漠の民フレメンとともに活動し始めてからの展開は素晴らしい。これは確かに名作である。

| | トラックバック (0)
|

「ソラの星」を読んで

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ブックオフで「ソラの星」 というのを買った。ラノベかな、と勉強のために買ったのだが、違った。確かにラノベコーナーにはなかった。
道ばたで倒れている女の子と同居するイチャイチャ物語っぽいが、主人公の命が危険に晒されて大変なの!という展開であった。
作者の岩関さんデビュー作っぽいですね。初めての長編でデビューってどんだけラッキーなんだ。いるよね、こういう星の下に生まれた人。
Amazonでの評価もそれなりに良くて続編も出てるらしい。そんなに悪くないとは思ったけど、最初の展開はベタすぎる。女の子と同居させて相思相愛って。都合よく記憶喪失とかさぁ。女の子の正体とか。ひねりなさすぎ。ちょっとネットで読んだ記事で思いついたのが分かる。最近の作家にありがちな浅はかな内容なのは残念である。
もっと残念なのは女の子ソラが全く可愛げない。裸を見せればエロスとか全然シチュエーションってものが分かってない。最後の最後までソラの声は男でしか(脳内)再生されなかった。陳腐なラノベでも数をこなしてる奴は女の子の魅せ方が分かってる(テンプレ的に)。
肝心なソラの記憶は戻ったのか?とかおざなり。
失礼だけど、まだプロの作家レベルじゃない……というか技術以前、アイデアそのものが未熟すぎる。でも、ラノベじゃないレーベルから出した担当者さんの目は確かだったようだね。ラノベではないわ。表面的にキレイに作るっていうのは絵師でも作家でもミュージシャンでも最近は皆、うまくなってる気がする。
悪いところばっかりじゃないよ。途中から始まる猫の謎についての展開からはスピーディーな雰囲気がよく出ていて文章も流れるようになってきた。それだけに安易な出だしは勿体ない。初めて書いた長編でデビューって凄いと思うけど、作家にとっては不幸だったかもしれない。

| | トラックバック (0)
|

「ブギーボップは笑わない」

まだブログ続けるのか、俺。この寂れた感がいいかもな。

上遠野浩平「ブギーボップは笑わない」を読んだ。「金魚屋古書店」で取り上げられていたし、ラノベの中ではとても有名だから一度読んでみようと思ったのだ。今回から置く場所の関係から電子書籍に移行。iBookで購入。
エコーズという地球の審査に来た生物を地球人がコピーし、マンティコアという人食いを作り出してしまった。そして、それを倒すためにブギーボップという謎の人格が出現した少女。それとは別にマンティコアを倒そうとする少女。戦いの行方は?
なんだけど、基本的に主体で語られるのは無知な学生さんで状況が分かってないから謎解きは弱い。しかも時系列はバラバラ。あと、彼氏彼女の余計な話が多すぎ。挙げ句、ブギーボップは最初と最後しか出て来ない。あと、尺を割いてる謎の不良少女・霧間凪ちゃん。偉そうなのに何も出来てない。
バラバラに並べて全部読んで理解出来る書き方というのは高度な技巧に見せかける。大した話じゃない場合に有効だ。この物語は大した話じゃない。
この小説は、どちらかというと少年少女達の揺れ動く青春臭さを微妙に捉えたところが人気だったのではないだろうか。イラストも萌えないし、誰も活躍してない。中高生なら騙せる。
でも中高年は騙せない。
故に俺は騙されない。
とはいえ、対象者が中高生という事を踏まえて多くの若い人達が共感できる内容を作れたというのは凄い事だ。「殺す」「殺される」簡単さ、生死が何なのか、まだ理解出来てない少年少女達には心地よいだろう。そんな中においても、恋したい。恋している間に殺されたい。若さ故に、恋に酔いしれる。マンティコアさえも恋する。確かに「ブギーボップは笑わない」は恋物語だ。
読む方も書く方も、若い感性が必要。
作者さんも、もう50歳近く。このシリーズを書くのは難しいだろう。
タイトルだけは知っていたが、まさかこんなグロ青小説とは。変に難しくしてしまう話よりも、シンプルなところは好感持てる。というか時系列バラバラで、出てくる子供達もバラバラだから少しでも難しくしたら、もう理解できなくなる。ネット見ても、面白さを説明してくれてる所が少ないんだよなぁ。
多分、将来性だな。この人は伸びるっていう雰囲気。この一作だけ読んで将来性を確信した審査員は凄い。

|
|

スティーブ・ジョブズ伝記

こんな分厚い本、読めるのか自信なかったけど、流石にジョブズ伝記は別だったかも。スティーブ・ジョブズは今では誰でも知ってるiPhone、iPod,マッキントッシュなどアップル(コンピュータ)の創始者。俺はもう20年近くアップル・ユーザー。割と知ってるつもりだったけど、ジョブズの奇行がここまでとは思わなかった。いっつも裸足ですか。しかも、割とアップルが成功しはじめていた時期に裸足で売り込んでいたのかぃ。何かと上巻は裸足が強調される。泣いたり怒ったり貶めたり忙しい。しかし、全力で生きている人間って、こんなものかもしれん。すぐれた直感をもった、こだわりの人。結果的にはスカリーに追い出されたのもNeXT失敗したのも、復帰したアップルには良かったのかも。復帰したジョブズの快進撃はすごかった。しかし、それも簡単なことじゃなかったんだね〜っていう細かい所まで書いてあります。独特なセンスに従って、ものすごいコダワリと部下を締め上げて創り上げていた。
癌になってからの様子が悲惨。そもそもジョブズは色々な思想に影響受けていて偏食していた。ベジタリアンでも癌になるのか。ものすごい親日派だよね。これからは俺も穴子、好きになりそう。
最後にジョブズ自身の言葉で締めくくってる所が感動的。「コンピュータと機器を繋ぐのにどうしたらいいのか考える以外に、やることがいっぱいあるんだよ」だから便利な統合システムデバイスを開発していく。俺達に新しい世界を見せてくれたジョブズ。ありがとう!!!!

|
|

より以前の記事一覧